こつつみ

コツコツ積み上げる

何かを残すんだ

satoru-takeuchi.hatenablog.com

上記の記事に感銘を受けたので、ここに自分の考えを記す。

理想の追求

自分は技術書だけ読んできた。 リーダブルコードをはじめ、デザインパターン、ソフトウェア開発の奥義、クリーンアーキテクチャリファクタリングドメイン駆動開発と設計に関する書籍を読んできた。 これだけ見れば、よくやっていると思う人もいるかもしれない。 しかし、俺は何も世に出していない。ただ読んでいるだけでアウトプットがほとんどない。

綺麗な誰でもわかりやすいコードを書いて、責務が分割したモデリング、テストは必ず書いて、リファクタリングを行っていく。 バージョンは最新のを使いたいし、今時の技術に携わりたいと思っている。

理想と現実

そんな理想を描いているものの、実際にコードを書いてきてはいるがその量は少ない。

この意識が薄れたのは、あるときものすごく手が早い人のコードを偶然見たときでした。たしかにちゃんと動くものができているんですが、そのコードの中身は当時の私の基準からいって*1おぞましいほど汚いものでした。そこで「これはわたしが書けば100倍くらい綺麗なコードを書けるんでは…」と一瞬思ったんですが、その後すぐに「あ、自分は知識はあるけど練習してないから手が動かなくて全然書けないや」ということに気付きました。当たり前といえば当たり前のことなんですが、当時は衝撃を受けました。わたしは耳学問でいろいろ知っているのに何もできず、彼はお作法は知らないけど馬力で動くものをちゃんと作っていました。

会社で見ているコードに対して、汚いコードだな、レベル低いな、と思うことも多々ある。しかし、本当にレベル低いのは自分であった。

最近、友人と練習としてアプリを作ろうという話になった。コードを書き始めると、設計に悩みすぎたり書き方が分からなかったり、本当に全然書けない。 一年前までは競技プログラミングをしており、毎日コードを書いていて自信があったのに、完全に頭でっかちになってしまっている。

まだ何も残していない

俺はまだ何も残していない。GitHubに上がっているものは、ほとんどチュートリアルやUdemyで見ながら模写したものだけだ。 自分で考えて作ったものは何一つとしてない。

まずはクソでも良いから何かを書け。簡単でもいい。電卓でも、botでも何でも良いから残すんだ。