本の基本情報
本の基本情報について紹介する。
- 著者名:ケビン・クルーズ
- 書籍名:1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣
- 出版社:パンローリング株式会社
- 発売日:2014/7/30
- 頁 数:228ページ
「1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣」とはどんな本?
7人の億万長者、239人の起業家、13人のオリンピック選手、29人のオールAの学生にインタビューして成功者共通の「生産性向上の習慣」を書いた書籍だ。
読んでから3ヶ月継続して実践しているが、時間の使い方が上手くなっていると目に見えて感じる。
成功者の時間術ですが難しいことではなく、普通の一般人である自分でも読んですぐ実行できた。 当たり前のことだと感じものも多くあるが、できていないのでハッとさせられることがある。
読者が自分にとってのベストプラクティスを選ぶような形で実践するのが良いと思う。
本の目次
以下は本書の目次です。
- 1 1440分の威力
- 2 適切な優先順位の重要性
- 3 ToDoリストをやめる
- 4 先延ばし癖を克服する
- 5 罪悪感なく5時に退社する方法
- 6 成功者たちのノート術
- 7 3210メール術
- 8 グーグル、アップル、ヴァージンの会議術
- 9 大成功へと導く小さな一言
- 10 強力なパレートの法則
- 11 ハーバードの3つの質問
- 12 テーマのある毎日
- 13 「一度しか触らない」ルール
- 14 朝を変えて、人生を変える
- 15 すべてはエネルギー次第
- 16 すべてをまとめたE-3C方式
- 17 まだまだある!
- 18 7人のビリオネアに学ぶ時間管理の秘訣
- 19 13人のオリンピック選手に学ぶ時間管理の秘訣
- 20 29人のオールAの学生に学ぶ時間管理の秘訣
- 21 239人の起業家に学ぶ時間管理の秘訣
この本のおすすめポイント
上の中でも自分が実践しているものを抜粋する。
目標設定
この本ではMIT(Most Important Task)を見極めることの大切さを書いている。
研究によると「日々のMITを明確にすることは、生産だけでなく幸福感および気力の向上にもつながる」
目標はどんな分野でもいいが、具体的に、評価できるようにようにせよ。 もしMITに取り組まない週があったとしたら、その一週間は無駄だったということになる。
ToDoリストをやめる
これは結構衝撃的だった。
ToDoリスト = 消えることのないウィッシュリスト
どういうことかというと、ToDoリストにはいつになったら全部終わるのかという具体的な計画がないので、ずっと無くなることがないことが起こる。
他にも以下のようなデメリットがある。
- 数分しかかからないものと、1時間以上かかる項目が混在しているのがいけない。
- ToDoリストを取り出して、次にどれを片付けてるべきだろう、と考えるのが無駄である
- 重要なタスクより急ぎのタスクを安易に飛びつきやすくしてしまう
では、どうするのか?
スケジュールに基づいて動くのだ!!
本当にやり遂げたいことがあるなら、きちんと予定を立てなくてはならない。
アート・オブ・チャーム共同創業者によれば、スケジュールは15分単位で1日の予定を組むのが効率が良いらしい。 電話やメール、運動もこの方法で管理する。 自分もこの本を読んでからiPhoneのカレンダー(Googleカレンダーも同期させている)を使って管理している。
- 重要なことは全て、やる時間を決め、スケジュール表に入れておく
- 重要な項目には1日のうちできるだけ早い時間帯を割り当てる
- 目標は取り下げない
- 「タイムブロッキング」した予定は、診察の予約だと思って対処する
ノート術
常にノートを持ち歩き、何でも書き留める。アイデア、新しい人に出会ったらその人の情報、得た知識、面白いこと、とにかく何でも書き留めるのだ。 書き留めなければ忘れる。
筆者のノート活用術
- 新しいノートを買う(モレスキンがオススメ)気分が上がる!
- パイロットの極細のジェルインクボールペンを何本か買う
- ノートの表紙に名刺を貼る - 無くしても大丈夫!
- 表紙の裏に今日の日付を書く - 対象のノートを見つけやすくなる
- 忘れたくないものは何もかも書き留めよう
- 素晴らしい助言やインスピレーションを掻き立てる言葉に出会った時は、ノートの後部ページにまとめて書く
- 電話や会議の元に日時と相手の名前を書く。内容はどんなことでも書く
- 初対面の人たちとの会合では名前を覚えやすくするためにテーブルの図や位置まで記録する
- 最後のページまで使い切ったら表紙の裏側に完了日を書く
- 本棚の過去の日記の隣にそのノートを並べる - 全人生の詳細な記録、これにて完成!!
- 毎年元日に前年分の日記にざっと目を通すことを新しい習慣にする - 必要な部分は今年度分に移しておく
また筆者は以下のような記号を使ってわかりやすく管理している
- なるべく早くスケジュールに追加したいもの(ToDo)「□」
- スケジュールに入れる「○」
- フォローアップ事項「!」
- 質問事項「?」
- 重要な検討事項「*」
「一度しか触らない」ルール
人は何度も同じことを繰り返す。数分でできることは後でやろうと考えずに今やるのだ。
メールなどの事務作業、掃除もそうだ。これは後でやろうとかが多いので出来ることはすぐやるべきだ。
すべてはエネルギー次第
1日のうち同じ1時間でもその時の精神状態によって生産性は大いに変わる。
- 最重要の仕事が一番捗る時間帯
- だらけがちな時間帯
- 頭を使わない仕事ならなんとかやれる時間帯 を把握することで、いつ何をすべきか工夫することが出来る。
そのニーズに自分の能力をうまく適合させるために!
また、集中するためには休憩も大切だ。
自分はポモドーロテクニック(25分集中してやって5分休憩を繰り返す)を実践している。 長時間だらだらやるより、短時間集中するのを小出しにする方が生産性が上がるのだ。
自分のエネルギーを最大化させることの大事さをこの章では言っている。
最後に
- たった一言で未来のスケジュールの空きを確保できる方法 ⇨ 「No」と言うこと
- パレートの法則 - あなたの80対20を考えよう
- 自分の時間を作るために人を雇う
上記のような当たり前だけ出来ていないことなど様々なポイントを実例を交えながら書いている。
目次17以降は成功者の一日(1440分)の使い方や習慣について書かれている。
1~16同様に自分に合いそうなものを選択してやってみるのが良いのだろう。
是非読んでみて実践してほしい。